複数ファイルを一括検索!知っておくと便利なサクラエディタのgrep機能とは?

Webサイトでは常に最新の状態に保つため、ちょっとした文字の修正(追加や削除)が必要になることもあります。1ファイルずつ作業するのもいいけれど、単純な文字の差し替えならもっと効率的にやりたいもの。そんなときに便利なのが、grep機能です。 今回はWeb業界でも利用者の多い、Windows向けのテキストエディタ「サクラエディタ」を使った一括検索・一括置換のやり方を解説します。

grep機能とは

grepは「Globally search a Regular Expression and Print」や「Global Regular Expression Print」の頭文字を取ったUNIXのコマンド。複数ファイルを一括で検索できる、正規表現を使った細かな検索ができる、という特徴があります。そこから複数ファイルを一括検索する機能を、grep(検索機能)と呼ぶようになっています。

grep機能が役立つシーン

例えば、Webサイトの中で『店頭』と表記している部分を『店舗』という表記に変える場合、grep検索をすることで、修正箇所がどれくらいの数あるのか、作業範囲を調べることができます。また、対象ファイル、対象ディレクトリの中で修正漏れがないか調べるなど、納品前チェック、公開前チェックにも利用できます。

サクラエディタのgrep機能で一括検索をする(Grep検索)

サクラエディタの「検索」メニューから「Grep(G)…」を選択します。すると「Grep条件入力」画面が表示されます。(ショートカットキー「Ctrl+G」でも表示することができます)

「条件」に検索したい文字列を入力して「検索(F)」ボタンをクリックすれば、grep検索の結果が得られます。階層のフォルダにあるファイルを検索する際は「サブフォルダからも検索する」をチェックしておくと、まとめて一括検索してくれます。

検索範囲を広くすると、それだけ時間がかかるもの。検索する必要がないファイルやフォルダを「除外ファイル」や「除外フォルダ」で指定すると、より効率的に検索できます。

ファイルを除外するときは「【ファイル名】.拡張子」の形式で指定します。「*.【拡張子】」のようにワイルドカードを使えば、特定の拡張子のファイルをすべて除外することもできます。複数指定する際は「;」でつなぎます。

フォルダを除外するときは、フォルダ名を直接指定します。複数指定する際は「;」でつなぎます。

その他、条件設定の詳細は、サクラエディタのヘルプページで確認できます。

参考:Grep(サクラエディタ ヘルプ)
https://sakura-editor.github.io/help/HLP000067.html

サクラエディタのgrep機能で一括置換をする(Grep置換)

サクラエディタは、grep機能を利用した一括置換機能も備えています。Grep検索と同様に「検索」メニューから「Grep置換」を選択して「Grep置換」画面を表示させます。

「置換前」に置換したい文字列、「置換後」に置換後に表示したい文字列を入力して「置換(R)」ボタンをクリックすれば、一括置換ができます。Grep検索と同様に除外ファイルや除外フォルダの指定もできます。

置換の場合は、直ちに文字列が置き換わります。万が一、文字列の指定にミスがあっても取り返せるよう「バックアップ作成」にチェックを入れておくといいでしょう。バックアップファイルは「【対象ファイル名】.skrold」という名前で、当該ファイルと同じフォルダに生成されます。

その他、条件設定の詳細は、サクラエディタのヘルプページで確認できます。

参考:Grep置換(サクラエディタ ヘルプ)
https://sakura-editor.github.io/help/HLP000362.html

まとめ

今回はサクラエディタを使ったgrep機能(一括検索・一括置換)の使い方を紹介しました。HTMLファイルを触るフロントエンドエンジニア以外にも、ライターが表記統一に使う、Webディレクターが作業範囲を洗い出す(作業見積を出す)ために使う、テスターが納品前チェックに使うなど、多くの職種で覚えておくと便利な機能です。

テキストエディタの中には「マルチファイル検索」「マルチファイル置換」など呼び方は違っても同じような機能を持つものが多くあります。ソフトウエアを使わなくてもWindowsのコマンドプロンプト、Macのターミナルを使ったやり方もあります。興味がある人は調べてみてください。