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フロントエンドフレームワークとは?
Webサイトを制作するフロントエンドエンジニアの役割は、HTMLやCSS、JavaScriptなどを使用してサイトの表面上のデザインを作り、動きを実装することです。1つのWebサイトを作るだけでも膨大な量のコードを書かなくてはなりません。毎度全てのコードを手入力していたらとても時間がかかり、生産性が非常に悪くなってしまいます。
そこで、実際にフロントエンドを実装する際には、少ない手数でコーディングを行うことができる「フレームワーク」というものが存在します。
実際の制作現場ではフレームワークを活用し、効率的にフロントエンドの実装を行っているのです。

フレームワークを使用するメリット
- 作業効率や生産性が上がる
フレームワークのテンプレートを使用することでコーディングの手間が省け、開発の作業効率が上がり開発期間も短縮することができます。 - コードを統一できる
同じ内容で文章を書く際、人によって言葉の選び方が違うように、コーディングをする際にもエンジニアによってコードの書き方が違います。フレームワークでコードの書き方を統一することで、プログラムを修正しやすくなったり、バグの発生を防いだりすることができます。 - さまざまなコンポーネントを使用できる
コンポーネントとは、ボタンやフォーム、ナビゲーションなどのパーツのことです。制作者はタグにクラスを追加するだけでコンポーネントを簡単に使用できます。
フレームワークを使用する上での注意点
フレームワークはコードを入力する手間を省けてとても便利ですが、プログラミング言語の知識が不十分のまま使用してしまうと、言語をよく理解せずにプログラムを書けてしまうということが起こります。そうするとプログラムを修正する際にどこに問題があるか分からなくなってしまう可能性があります。そのためプログラミング言語の知識を充分につけてからフレームワークを使用することおすすめします。
CSSとJavaScriptのフレームワークを紹介!
フレームワークは言語毎に存在しており、多くの開発会社が開発を手がけています。フレームワークによって機能はそれぞれです。その中でも今回は主要な開発言語であるCSSとJavaScriptのフレームワークをいくつかピックアップしてご紹介します。
CSSのフレームワーク
①Bootstrap

- Twitter社が開発したフレームワークで手軽に導入でき、品質も高い
- グリッドシステム(サイトの横幅を均等に分けるガイドライン)を採用し、レスポンシブ対応は万全
②Foundation

- Webページだけでなく、アプリケーションやHTMLメールも作成できる
- グリッドシステムを採用し、簡単にレスポンシブWebページが作れる
- カスタマイズの自由度がBootstrapより高い
③Uikit

- 機能が豊富で幅広いWebサイトの作成に対応
- 使いやすいUIかつ軽量なフレームワークなので作業しやすい
JavaScriptのフレームワーク
①jQuery

- JavaScriptフレームワークの中で長い歴史があり今でも非常に人気なフレームワーク
- ドキュメントやプラグインが豊富で学習しやすい
②Vue.js
https://jp.vuejs.org/index.html

- JavaScriptをひとまとめにして独立した1つのファイルで扱えるというシンプルさが特徴的
- 日本語の公式ドキュメントが充実しているためガイド通り進めていけば初心者でも無理なく学習できる
③React

- Webサイト作成の他、Webアプリ開発、モバイルアプリ開発、VR開発が行える
- 高速でWebページを切り替えることができる(高速レンダリング)
まとめ
フロントエンドのフレームワークについてどのようなものかお分かり頂けましたでしょうか?プログラミングの学習を進めている方でその言語をある程度習熟しましたら、フレームワークを使用してより効率的にプログラムを書いてみましょう!
また今回は一部のフレームワークを紹介させて頂きましたが、その他にも多くのフレームワークがありますので、開発の目的に合ったフレームワークや自分が使いやすいフレームワークを探してみるのも良いかもしれませんね!
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