【注目ワード解説】「GAFA」ってなに?

ITやWebに関する専門メディアだけでなく、一般的な新聞やニュースでも「GAFA」という言葉を目にする機会が増えました。注目度の高いIT企業群の頭文字から付けられたものですが、どの企業を指すのか、どんな読み方をするのか、解説したいと思います。

GAFAとは

GAFA(ガーファ)は、2010年代のはじめのころ、当時の時価総額ランキングの上位にあったGoogle、Apple、Facebook、Amazonの4つの世界的IT企業の頭文字を取った呼び方です。もともとは成長著しい注目企業として、投資の世界で使われ始めた言葉です。
Googleは検索エンジン、Appleはスマートフォンとスマートフォンアプリ、FacebookはSNS、Amazonはネットショッピングと、それぞれのプラットフォームで巨大なシェアを持っています。各市場への影響力も強く、事実上ほぼ独占的に市場を押さえているような状態です。「何に興味があるか」「何を検索したか」「何を購入したか」といった個人データを独占することで、自由で公正な競争を妨げる懸念があるとして、EUをはじめとする各国で法的規制が検討されています。

GAFAだけじゃない、世界で注目されている企業群

  • GAFMA(ガフマ):GAFAの4社にMicrosoftを加えた5社の頭文字から付けられた略称。Microsoftの「Windows」はパソコンのOS市場で高いシェアを持っています。もともとGAFMAだったものが、スマートフォン市場の盛り上がりでMicrosoftを抜いた、GAFAの方が目立つようになりました。

  • FANG(ファング):Facebook、Amazon、Netflix、Googleの頭文字から付けられた略称。2015年ごろ注目のハイテク銘柄として投資の世界で使われ始めました。

  • FAAA(ファアア):Facebook、Alibaba、Amazon、Alphabetの頭文字から付けられた略称。Alibaba(アリババ)は中国最大のECプラットフォームの運営するIT企業。Alphabet(アルファベット)はGoogleの親会社。2016年ごろ注目のハイテク銘柄として投資の世界で使われ始めました。

  • FANNG(ファング):Facebook、Amazon、Netflix、NVIDIA、Googleの頭文字から付けられた略称。NVIDIA(エヌビディア)はパソコンやゲーム機をはじめ、AIやロボット、自動運転車などで必要になってくる半導体メーカー。2017年ごろ注目のハイテク銘柄として投資の世界で使われ始めました。こちらも読み方は「ファング」です。

GAFAで注目したい、今後の新サービス

いろいろな分野に取り組みを広げているGAFA。いくつか注目の取り組みを紹介します。

Google Stadia(ステイディア)/Google


サブスクリプション型のゲームストリーミングサービス。Chromeブラウザをインストールした対応デバイスに、ゲーム画面をストリーミングするというもの。ゲームの処理はクラウドコンピューターで行っているのが特徴。2019年11月に欧米を中心とした14か国でサービス開始。

▼ Stadia
https://stadia.google.com/

Anthos(アンソス)/Google


ハイブリッド クラウド/マルチクラウド環境のオープンアプリケーションプラットフォーム。オンプレミス(自社サーバー)とクラウドで一貫性のあるインフラを用意できるため、既存アプリケーションのモダナイズや新規アプリケーションの構築などがスピーディかつ柔軟に行えると注目されています。2019年サービス開始。

▼Anthos
https://cloud.google.com/anthos

Apple TV/Apple


サブスクリプション型のオリジナルの番組や映画などの映像作品が購入・レンタルできる映像配信プラットフォーム。日本では、2019年11月に月額600円でサービス開始。

▼Apple TV
https://www.apple.com/jp/tv/

Apple Arcade/Apple


サブスクリプション型のゲーム配信プラットフォーム。1つのサブスクリプションで最大6名までアクセスでき、家族で遊べるのが特徴。日本では2019年9月に月額600円でサービス開始。

▼Apple Arcade
https://www.apple.com/jp/apple-arcade/

Horizon(ホライズン)/Facebook


VRヘッドセットを使用することで、VR空間でアバターを通じて交流できる、ソーシャルVRサービス。2020年にベータ版の公開を目指している。

▼ Facebook Horizon
https://www.oculus.com/facebookhorizon/

Libra(リブラ)/Facebook


「銀行口座を持たない人でも、送金などの金融サービスを使えるように」とFacebookが提唱し2020年に発行を予定している仮想通貨。運営はリブラ協会という、複数企業やNGOによって構成される団体コンソーシアムが行う予定。日本での扱いはどうなるか未定。

▼ Libra
https://libra.org/en-US/

Amazon Go/Amazon


事前に専用アプリに決済情報などを登録しておくことで、レジで支払いをせずに買い物ができるレジ無しコンビニ。店舗のゲートにアプリのQRコードをかざして入店すると、画像認識や音声認識、センシング技術などを駆使して、誰がどの商品を持っているかを把握して、商品を持ってゲートを出ると決済が終わるというもの。日本未進出。

▼ Amazon Go
https://www.amazon.com/b?ie=UTF8&node=16008589011

Discover/Amazon


機械学習を活用した商品提案機能。特設ページで表示されている商品に対して「いいね」「ちがうね」をクリックしていくと、好みにあったデザインや柄、形の商品を表示するよう商品が入れ替わっていくというもの。「欲しい商品のイメージは浮かぶけれど商品名がわからない」といった問題を解決してくれる。

▼Discover
https://www.amazon.co.jp/discover

まとめ

今回はGAFAについて解説しました。いくつか注目の取り組みも取り上げたので、興味がある人はリンクを辿ってみてください。

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