Webディレクターが注意しておきたい契約書のポイント

Webディレクターの立場で営業を行うケースもあると思います。

例えば、Webサイト経由のインバウンド(※1)で、新規から提案しにいくこともあるでしょうし、時にはコンペ案件に参加し、提案で他社と競う場面も十分ありえます。
提案の末、無事に企画提案が通った次のステップとして、契約書を取り交わす作業が発生します。今後のプロジェクトを占うとても重要なステップになります。ここで注意しておきたいポイントをいくつか挙げたいと思います。

Web制作の代行で、まず確認したいのが発注における責任範疇と、仮にうまくいかなかった場合の取り交わし事項です。

瑕疵担保の期間の確認

案件の種類や規模にもよりますが、瑕疵担保の期間の確認は早い段階でする必要があるでしょう。

瑕疵担保とは、簡単に言えば、開発した後にバグ、つまりプログラムに含まれる誤りや不具合を無償で修正する期間を指します。
顧客の立場としては、瑕疵担保期間であり、バグという認識であれば、「無償」でプログラムの改変、いわゆる修正を指示することができるという訳です。
この修正は、適正に追加費用を請求できる仕様追加と区別が曖昧な面があって、開発側としてはできるだけこの期間を減らしたいというのが本音だと思います。

 

損害賠償の取り交わし内容の確認

また、「仮にうまくいかなかった場合」に気をつけたいのが、損害賠償の取り交わし内容です。

昨今、ニュースでも取り上げられているように、個人情報の取り扱いや、その会社の事業などの機密情報を取り扱うサービスなどに関しては、事故が起きた際に、受託側としてどのような範疇の責任をどう取るべきか、という取り交わし内容の確認が、非常に大事になってきます。
通常、発注額を上限とするなど、仮に重大な事故が起きた際の損害賠償額でも、制限があって然るべき契約なのかどうかを顧客と確認し、擦り合わせする必要があります。

 

まとめ

Webディレクターとして、契約書締結で注意しておきたいポイントということで、瑕疵担保損害賠償責任を挙げましたが、受託する内容によっては、より厳密に取り交わすべき事項が、発生する場合があると思います。
特にユーザーの個人情報を管理するデータベースが絡む範疇の制作は、その取り扱いには非常にリスクを伴います。案件額が多いということは、それだけリスクが存在し、そのリスクに対してきちんとコミットする責任が増えるということでもあります。

Webディレクターとして、プロジェクトに責任を持ってゴールまで導くために、最初の一歩を確実に踏むことが、最も大事なポイントになるのです。

 


  1. コンテンツを充実させることによって、消費者の目につきやすくし、販売を促進すること

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