Webディレクターで最も大変なことは?

どの仕事もそれぞれ大変なことはありますが、Webディレクターの仕事で最も大変なことはなんでしょうか。

人と接することが多いWebディレクターはコミュニケーションを行うことで、情報を等しく伝えることが重要です。それぞれの立場が異なると、同じ単語でも別の意味を持つことがあります。特に逼迫した環境下では、立場優先で判断してしまう場合があります。実例を基に紹介していきましょう。

制作会社の実例

とある制作会社での出来事です。Webディレクターは日頃、顧客と密に連絡を取り合い、相談しながら非常に良好な関係でサイトの運用業務を行なっていました。
ある日、新しいキャンペーンページの依頼があり、デザインカンプ(※1)の締め切りを「金曜日まで」としました。そして金曜日の午前中に顧客がWebディレクターに進捗を確認します。
Webディレクターはデザイナーを急がせます。
昼を過ぎると、顧客が催促を始めます。金曜日中って言ったのになぜと。
Webディレクターはお昼抜きで、なんとか夕方に仕上げて顧客に無事報告を終えました。

なぜこんなにも顧客との間に意識の違いがあったのでしょうか。

答えは「金曜日」という定義にあります。顧客は金曜日に上司に確認を取る必要がありました。
上司は金曜日夕方から外出して、その後会食の都合が入っていましたので、金曜日でも早い段階、できれば午前中に仕上がっていることを期待しました。
一方、Webディレクターはそんな事情は知りませんので、金曜日中に仕上げれば位の感覚でいました。当然、前日にデザイナーにもそんなニュアンスの指示を出していたのでしょう。

同じ金曜日でも、立場が異なることで、なるべく早く、なるべく遅く、という時間帯のずれが原因だったのです。

 

まとめ

今回、Webディレクターは「金曜日の16時まで」という日時までを顧客に伝えれば、上司の事情を把握している顧客は「もう少し早く」という調整が可能だったかもしれません。
そして急いで作業するクオリティよりも、もう少し考える時間を確保することによって、より良い成果物になった可能性もあります。なにより、それまで作り上げた信頼性へ、ネガティブに影響してしまうリスクもありました。

Webディレクターの仕事で最も大変で重要なことは、立場によって異なる人達に同じ情報を、同じ認識として伝達することなのです。

 


  1. 制作に取り掛かる前に主にクライアントに提出する、「デザイン案」や「完成見本」のこと

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