みなさんはWebディレクターとして成長するためには何が必要だと思いますか?
でも紹介したようにWebディレクターの仕事は制作過程の最初から最後までを幅広く担当します。
ここでは実際に現場で業務に当たっているWebディレクターの中でも成長している人に共通するポイントを見ていきましょう。
ゴール設定
ポイントとして把握することで、成長できるきっかけを作ることが出来ます。
まず成長を続けるには、ゴール設定が重要です。
どんな状態になっていればいいのか、その状態にたどり着くまでにはどのくらいの期間が必要で、今の自分に何が足りてなくて、それを充足するにはどうしたらいいのか、という具体的な施策はゴール設定後に具体化できます。具体化できていない人は、ゴール設定が明確でないことが大半です。
イニシアチブを持ち、きっかけ作り
ゴールが設定できたら、次に成長するきっかけが大切です。きっかけを作るためには、他人からの提案を待っていてはなにも始まりません。自らイニシアチブを持って、主体的に話を進めていく必要があります。
時には現時点で不要だと思われるサービスも、クライアントに必要だと思えば提案する。タスクや役割が宙に浮くことは日常茶飯事なのですが、その浮いた課題を浮きっぱなしにしない、自ら拾いに行ってマネジメントする姿勢が、Webディレクターとして、最も大事な素養の一つです。
柔軟性とストレス耐性
また成長の過程において、終わらないデスマーチ(※1)などのトラブルだったり、モチベーションが上がらないスランプの時期だったり、多くの困難が必ずあります。そんな状況に陥った時にそれを受け止める、受け流す、ある意味の楽観的で柔軟な考えと、ストレス耐性も大切です。
「新しい」への好奇心
新しい情報、環境に飛び込む勇気と、興味関心が必要です。
例えば、iBeaconという新しいセンシング技術(※2)のデバイスが出た際に、すぐに入手、プロトタイプ(※3)し、ビジネスのどの部分に活用できるかをすぐに実践するWebディレクターがいました。
彼はすぐに会社のソリューションとして提案できるくらいの情報を集めて、クライアントに提案、そして規模は小さいですがいくつかの導入実績を作り上げました。新しい技術なので、今後どう展開するかは分かりませんが、新しいマーケットで先攻する優位性を早々に作りあげました。
まとめ
- ゴール設定
- 過程の具体化
- 柔軟性と楽観思考
- ストレス体制
- 新しい技術やサービスへの好奇心
これらが成長するWebディレクターには共通しているポイントになります。
新しい職が故に、これから更に進化し、発展していく可能性があるWebディレクターなので、十分やりがいのある人生が送れるはずです。
- コンピューター関係のプロジェクトの際に、納期に間に合わなくなり、長い時間働かされてしまうこと
- センサーなどを使って情報を収集する技術のこと
- システム開発の初めに、ユーザーの行動を確認するために作成する試作品のこと