Webディレクターの採用が難しい訳とは?

企業の人事担当者はWebディレクターの採用に苦戦しています。なぜ苦労しているのでしょうか。

Webディレクターの仕事は、その職域が広く、同じWebディレクター職であっても、所属する会社により役割も少しずつ異なっています。自社にぴったりなWebディレクターを採用するには、どのスキル、実績を重視するかにより、その採用の難易度が変わってくるのです。

Webディレクター採用活動の事例

一つの事例を見てみましょう。とある大手ECサイト(※1)を受託して運営している制作会社があります。クライアントは大規模で、大きなミスは許されない環境です。会社を立ち上げ当初から一緒に頑張ってきた、ベテランのWebディレクターが退職するので、その代役を探す必要があります。急務です。そのベテランのWebディレクターは、運用ルールもクライアントと一緒に決めるなど、会社のWebディレクションの基礎を築いた人です。その代わりをWebディレクターに求めるとどうなるでしょうか?

まず、クライアントと引き継ぎ担当に求める能力の打ち合わせをしました。Webディレクターとしてのスキル、実績ですが、大手クライアントの運用を任せるだけの、運用実績が必要です。
Webディレクターとしての経験はひとまず3年以上とし、年齢もクライアントの担当にあわせて20代後半。
更にクライアントの売上が芳しくないため、より多くの商品を販売する必要があり、月商1億円以上の大規模ECサイトの経験が必須ということになりました。
更に会社としてマネジメントもできなくてはならず、まだ小さい規模なので、出せる年収も400万が目一杯です。

最終的にこの制作会社は要望のWebディレクターを2年ほど採用できていません。
要因は現場の要望点だけを洗い出して突き詰めた結果、そもそも難しい条件に加えて上限年収のバーもあり、実際の人材マーケットで非常に狭い求人オファーの内容になってしまった点にあります。
ここまで極端でなくても、「気持ちは分かりますが、そんな人はなかなかいません・・」という求人は数多くあります。

 

まとめ

このような状況を解決するには、Webディレクターの採用を本当にやるべきミッションや望むスペックに絞って、軸を作ることが大切です。その上で、年収を決め、選別していくことが望ましいと言えるでしょう。

 


  1. 自社商品や自社サービスを販売するための、独自運営Webサイトのこと。有名なサイトだとAmazonや楽天市場など。

 

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