イラストレーターとは?仕事内容〜年収まで徹底解説!

Webサイトは様々な目的を持って制作されますが、いずれの場合でも「訪れた人にきちんと情報を伝える」ということは、ハズせないポイントです。きちんと情報を伝えるために、文章による説明に加えて、動画や写真、イラスト、アニメーションなどの表現が採用されます。

今回はイラストレーターについて、その仕事内容から平均年収まで、全容を解説していきたいと思います。

イラストレーターの仕事内容

イラストレーターは、文字通り「イラストを描く人」です。
Webデザイナーやアートディレクターから「Webサイトのここに、こんな感じのイラストを」「バナー広告のここに、こんな感じのイラストを」といった依頼を受けて描きます。

描く対象はWebサイトやWebサービスのロゴをはじめ、商品の使い方などを分かりやすく解説するための挿絵やイメージ画像、ピクトグラム、アイコンなど。IllustratorやPhotoshopなどのグラフィックソフトを使って描きます。

一般的なWebサイト制作ではイラストを使用する際、まずイラストのテイストを決めます。かわいいもの、リアルなもの、スタイリッシュなもの、ポップなもの…。イラストのテイストによって、見た人に与えるイメージが大きく変わるからです。
Webサイトで扱うブランドや商品、コンテンツ内容、ターゲットに合わせて、どんなテイストで描くのがいいか、数点ずつクライアントに提案して決めていきます。イラストのテイストが決まったら実際に描いていく、という流れです。

サイト全体のデザインの方向性提案としてアートディレクターやWebデザイナーがプレゼンテーションを行うことが多いですが、プロジェクトによってはイラストレーターがプレゼンテーションを行うこともあります。

フリーランスのイラストレーターは、イラストが必要なときに仕事を受注するためイラストを描く専業の人が多いですが、Web制作会社などに勤務するイラストレーターの場合は少し異なります。Webサイトはイラストありき、というケースばかりではないからです。イラストが必要な業務がない時期は、Webデザインやコーディングなど他の業務を兼任することが多いようです。

イラストレーターのやりがい

自分が描いたイラストが世の中に発表されること、あるいは描いたイラストによってWebサイトの世界観が作られていくことは、表現者として嬉しさを感じるポイントでしょう。Webに掲載したイラストの評判が良いからと、商品カタログや販促用チラシ、グッズなどWebサイトの枠を越えてイラストが採用される例もあります。

また、ヒット作を生み出せたら「あのイラストを描いた人にお願いしたい」と、指名で仕事を依頼されることもあります。

イラストレーターのキャリアパス

イラストレーターは他のWeb系職種と比べても職人性が高めの職業です。
キャリアパスとは少し違うかもしれませんが、「あのイラストを手掛けたあの人に」と名前で仕事を受けられるようになることを目指す人が多いようです。

イラスト専門の制作会社であれば別ですが、多くのWeb制作会社では「○○もできるイラストレーター」あるいは「イラストも描ける○○」のような働き方になるのが現実的で、イラストレーターという肩書きに加えて、Webデザイナーやアートディレクターなど、肩書きを増やすことも、イラストレーターのキャリアパスと言えそうです。

イラストレーターに向いている人

絵を描くのが好きな人、イラストを描くのが好きな人は向いています。同じ対象を描くにしても、イラストレーターが10人いれば、10種類のイラストが出来上がります。職人性が高く、代わりがきかない職業でもあるので「ここぞ」の集中力が求められます。
自分が描きたい作品を描くのではなく、クライアントやアートディレクターが求めるものを描く必要があるため、相手の意図を汲み取る力やコミュニケーション力も必要です。

未経験からイラストレーターを目指すには?

まずは制作現場で使われるIllustratorやPhotoshopなどのグラフィックソフトが使えることが条件となるでしょう。
イラストレーターが他の職業と比べてユニークなのは、対象を正確に捉え、リアルに再現できるデッサン力があれば上手くいくかというと、そうでもないところ。ヘタウマだけど色使いがいい、毒々しさが逆に新鮮といった理由でイラストが採用されることもあります。イラスト自体というよりも、このWebサイトには合うけれど、このWebサイトには合わないなどの「掛け合わせ」で決まるケースが多いようです。

裏を返せば、そのWebサイトに合うイラストが描けたら、未経験でもチャンスは十分にあるということ。そのため未経験の人は、どんなイラストが描けるかをアピールするポートフォリオが大事で、そのためにpixivやnoteなどで作品を発表して反応の良いものを探したり、実績づくりのためにクラウドソーシングで副業をしたりする人もいます。

KROWLでは、ポートフォリオ作成のワークショップなども不定期で開催していますので、興味のある方は情報をチェックしてみてください。

平均年収は?

グラフィックデザイナー/イラストレーターの平均年収は337万円程度と言われています。

20代:297万円
30代:361万円
40代:388万円
50代〜:418万円

▼参考データ
https://doda.jp/guide/heikin/syokusyu/#anc_job_01

仕事に活かせる経験・スキル・資格って?

イラストレーターに必要な資格はありませんが、制作現場で使われるIllustratorやPhotoshopには「アドビ認定アソシエイト」という資格もあります。

▼アドビ認定アソシエイト Graphic Design & Illustration Using Adobe Illustrator CC
https://adobe.odyssey-com.co.jp/outline/

Web制作会社を目指すならイラスト制作がない時期でも戦力として活躍してくれそうだという印象を与えたいところ。Webサイト制作の知識やスキルをアピールするために以下の資格に挑戦する人もいます。

▼ホームページ制作能力認定試験
https://www.sikaku.gr.jp/web/hp/

▼Webクリエイター能力認定試験
https://www.sikaku.gr.jp/web/wc/

▼独立行政法人 情報処理推進機構 情報処理技術者試験ITパスポート
https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/index.html

最近の動向(仕事のトレンド、求人量など)は?

Webサイトにおいてイラストは「どうしても、ないと困る」というものではないかもしれません。しかし、イラストがあることで、他社と差別化ができる、興味のない人に興味を持たせるきっかけになる、情報伝達をより深くするなどのメリットもあり、Webサイトをよりよいものにするためのカギを握っているのかもしれません。

まとめ

Web制作会社の場合、イラストだけに専念することは難しいかもしれませんが、将来イラストレーター1本でやっていこうと考えるのであれば、いきなりフリーで開業するよりは、人脈をつくりながら実績をつくるほうが、長い目で見ると近道になるかもしれません。

Web業界にはプロデューサー、ディレクター、デザイナー、エンジニアなど、全く違った持ち味を活かして働ける職種があります。
どこに適正があるか、今はまだ自分では分からないかもしれませんが、実際やってみたり、現場の人に話してみたりすることで、自分の道が見つかるかもしれません。
Web業界に興味がある方は、ぜひチャレンジしてみてください。

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