偶然だったけど、自分に向いていたWebディレクターの仕事!彫刻→アパレル→Web業界。異業種からの転職理由とは?

今回はWeb業界未経験からWebディレクターとして活躍している、権田 碧さんにインタビューをさせていただきました。

権田 碧(ごんだ みどり):Webディレクター
東京都出身。美術系大学を卒業後、1年ほどアパレル販売を行う。
2015年よりWebディレクターとして、Web、インタラクティブ施策、メールマガジン等、幅広くデジタル制作を行っている。

彫刻でつくる楽しさを知る。

-Web業界に入るまではどのようなことをして過ごしていましたか

美大の彫刻科を卒業後、1年ほどアパレル販売をしていました。
小さい頃から絵を描くのが大好きな子どもで、高校1年生の時に上野で開催されたルーブル美術館展で、マルスの彫刻を見てとても感動し、「こんなものがつくれる人になりたい!」と美大の彫刻科へ進学。彫刻に没頭する中で、目の前に見えているものや感じていることを表現してつくる楽しさを知りました。

(美大の作業場。何もないけれど、彫刻と向き合って過ごした思い出の場所。)

しかし、卒業間近になると彫刻だけで食べていくのは現実的ではないと思い、別の仕事に就くことにしました。当時アルバイトで接客業をしていたことから、人とコミュニケーションがとれる仕事がしたいとアパレル販売を選んだんです。

-Web業界で働こうと思ったきっかけはどのようなものでしたか

アパレル販売員になりしばらく経つと、思った通りの楽しい仕事ばかりではなく、次第に転職を考えるようになりました。
そんな時、自分の原点に立ち返えって気づいたのは、やはり「つくる仕事がしたい」という気持ちでした。

ただ、職業としてはデザイナーが思い浮かんだものの、美大出身とはいえ、デザインの勉強を専門にしていたわけではなかったので、自分にできるかどうか、ぼんやりと不安もありました。

 

自分の手でつくることだけが、ものづくりじゃない。

-どのタイミングでWebディレクターへの転職を考えましたか

先ほど話した転職を考えるようになった頃に偶然、知人の紹介で今働いている会社を知りました。Web制作は未知の領域でしたが、Webディレクターという職種に興味が湧きました。

Webディレクターとしてものづくりをするということは、彫刻のように一人黙々と自分の手だけで完成させることではありません。チームで様々なアイデアを出し合って企画を立て、デザイナーやエンジニアなどプロフェッショナルな仲間達と力を合わせて、つくりあげていくことがWebディレクターの醍醐味だと知りました。

同時に、「つくりたい」という気持ちを紐解いてみると、必ずしも自分の手でつくることに強いこだわりがあるわけではなかったことにも気づきました。
シンプルに、表現したいアイデアが形になることが喜びだったんです。

「つくりたい」という気持ちは変わらないけれど、デザイナーとして着実に技術を積み上げてきた人がいる中で、今の自分にもできそうなこと、かつ、チームでつくり上げる面白みを感じられるWebディレクターをやってみようと決めました。

 

偶然だったけど、自分に向いていたWebディレクターの仕事

-現在のお仕事を教えてください

複数の案件を担当していますが、主にとあるナショナルクライアントのブランドサイトを中心とした、デジタル施策の運用を入社以来3年以上続けています。またWeb以外にも、インタラクティブ施策やメールマガジン等、幅広く経験してきました。

-仕事のやりがいはどのようなものですか

やりがいは、意図を的確に伝えられるようにコミュニケーションをとることです。
あるWebサイトをつくった時、情報設計を練りに練った構成書を作ったものの、「構成自体はいいけど、どうしてこうしたのか。」と営業担当者に言われ、意図を伝えきれなかったことがありました。

「なんとなくわかってほしい」は通用しない。きちんと伝えなければ、どんなにアイデアを出しても意味がないと思います。

自分の言葉で伝えることはもちろん、相手の話を聞いて「こういうことですよね。」と丁寧に確認したり、メールだけのやりとりでそっけなく感じられる時は、直接顔を合わせて話すことを心掛けています。
チームでものづくりをする中で、コミュニケーションがうまくいくと楽しいです!

Webディレクターになったのは偶然でもありましたが、仕事を続けていくうちに、複数の案件を同時にまわすマルチタスクも自分に向いている!と感じるようになりました。やっていても苦ではなく楽しくなってきたことで、今まで続けてこられたのだと思います。

-これからどんな仕事をしていきたいですか

今は目の前にある仕事を突き詰めていくことが、いいのかなと思っています。例えば、ひとつのWebサイトだけとっても、コンバージョンを上げるために何ができるかを考えてコピーを勉強するなど、深堀りできる面白いことがまだまだあります。自分はマネジメントよりもつくっている方が楽しいので、これからも知見を広げて幅広くデジタル制作を経験していきたいです!

-Webは権田さんにとってどのようなものですか

自分にとって社会に繋がる為のものかなと思います。
自分は人や社会と繋がっていないと駄目になるタイプなので、Webはその場に一人でいても他人とコミュニケーションできたり、情報を入手する事ができる大事なツールです。

そこに自分がデザイナーでもなくエンジニアとしてでもなく、
制作している、関わっているのは不思議な事ですが嬉しいと思います。

-Web業界を目指す人へ

未経験からのスタートは分からないことが多く悩む人も多いと思います。
私も最初は悩みました。ただ、分かるようになってくると自然と仕事って「楽しい」そう思える瞬間があります。

はじめから自分にはできないと思わず、なんでもやってみて、できないなら、どうすればできるようになるか、わからなければ先輩にきいて、自分ならどう対応できるか。といったように仕事を進められるようになると、仕事は楽しくなると思っています。

これからWeb業界を目指すみなさんも、悩む事をおそれずに、まずは色々とチャレンジして少しでも多くの経験を積んでいただきたいと思っています!そして、いつのひか一緒に仕事なんてできたら「楽しい」のではないでしょうか。

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