フロントエンドエンジニアとは?仕事内容〜年収まで徹底解説!

以前、Webエンジニア(https://magazine.krowl.jp/3875/)を紹介した記事で、Webエンジニアには「ユーザーに見える部分を担当するフロントエンドエンジニアと、見えない部分を担当するバックエンドエンジニア(サーバーサイドエンジニア)」に区分けされると書きました。

そこで今回は、その中でもフロントエンドエンジニアにフォーカスして、その仕事内容から平均年収まで、全容を解説していきたいと思います。

フロントエンドエンジニアの仕事内容

Webサイト制作においてフロントエンドエンジニアは、主にユーザーに見える部分を担当します。最近のWebサイトは、コンテンツが表示されるだけでなく、動きのある演出なども一般的になりました。

たとえば、あるコンテンツに動きのある演出をつける場合は、次の3つの工程が必要になります。

  1. ブラウザで表示されるようにする …… HTMLコーディング
  2. 見栄えを整える …… CSS設計・実装
  3. 動きを付ける …… JavaScript設計・実装

以前と比べ「見える部分」の制作工程が複雑化し、それに伴いフロントエンドエンジニアの役割も細分化されています。

  • HTMLコーダー
    主にコーディングルールに則ってHTMLコーディングを量産していく。CSSの実装も行う。
  • マークアップエンジニア
    HTMLコーダー業務に加え、コーディングルールの策定、CSSの設計・実装などをする。
  • フロントエンドエンジニア
    HTMLコーダー、マークアップエンジニアの業務に加え、コーディングのディレクション、JavaScriptやそのライブラリ、フレームワーク、CMSなどを用いたWebサービス、Webアプリケーションの実装も行う。

担当領域が被ることから「フロントエンドエンジニア」とひとくくりに呼ぶ会社もあれば、職種として分ける会社もあります。
また、プロジェクトの規模によっては、工程ごとにスタッフを分けずにコーディングからCSS、JavaScriptの実装まで1人で担当することもあります。

フロントエンドエンジニアのやりがい

HTMLコーダーの活躍がもっとも必要とされるのは、大規模サイト構築などの大きなプロジェクト。速さと正確さが求められる業務です。
大規模サイトをトラブルなく、安定的に運用することは、クライアントのWebマーケティング活動を支えるベースになるもので、やりがいもあります。

マークアップエンジニアがスキルを発揮するのは、HTMLやCSSの設計。
Webサイトの新規構築時やリニューアル時に策定するルールが、後々の運用負荷やHTMLコーダーの稼働を左右します。重要な任務だけにやりがいもあります。

フロントエンドエンジニアには、HTMLコーダーやマークアップエンジニアをディレクションするため、チームを指揮する面白さを感じることができます。
また、技術選定や開発環境の構築も行うため、新しい技術や表現を業務で試せるというチャレンジしがいのある仕事はモチベーションになります。

フロントエンドエンジニアのキャリアパス

「フロントエンド」に類する肩書は、HTMLコーダー、マークアップエンジニア、フロントエンドエンジニアとありますが、担当領域と必要なスキルという視点で考えると、以下のような関係になります。

HTMLコーダー < マークアップエンジニア < フロントエンドエンジニア

若手のうちはたくさんコードを書いて出来ることを増やし、要件定義や設計、プロジェクトマネジメントなどをするマネジメント側に移行するケースが多いようです。
また、PHPやRuby、Pythonといったバックエンド領域の技術を習得し、フルスタックエンジニアへステップアップし、より幅広い領域で活躍する人もいます。

フロントエンドエンジニアに向いている人

Webの世界では、次々と新しい技術や表現が生まれています。特にフロントエンド領域は他の分野よりも技術の流行り廃りの流れが早いので、コーディングスキルに加えてトレンドを自分のモノにする力も必要です。そのためには多方面にアンテナを張れる人、広く好奇心を持てる人は向いています。

また、Webサイトをトラブルなく機能させるために、正確に仕事をできることも大切です。細かい作業をコツコツ積み重ねることが苦にならない人、最後までやり抜くことができる人、根気強さがある人も向いているでしょう。

未経験からフロントエンドエンジニアを目指すには?

技術を習得するために専門学校やプログラミングスクール、職業訓練校などに通ったり、Web学習サービスで独学したりする人もいます。実務未経験者の中には自分でWebサイトをつくったり、GitHubなどでソースコードを公開したりしながら就職活動に臨む人が多いようです。

新しい技術の習得には時間がかかるため、教えながら育てていく企業もあります。未経験OKの求人があったら、まずは飛び込んでみるのもいいでしょう。
HTMLとCSSは、フロントエンドエンジニアの基礎となるスキル。制作現場で働きながら実践的なスキルが身につきます。

『KROWL MAGAZINE』では未経験からエンジニアを目指す方に向けて、Web学習サービスを紹介しています!

Web業界未経験者必見!現役エンジニアが紹介する

また、KROWLではHTMLやCSS、JavaScriptなどを学習している人に向けて無料のコーディング課題を配布しています。
より実践に近い学習ができるようにAdobe PhotoshopやAdobe XDなどを使用したデザインカンプを元に難易度別に別れたサイトを作る課題になっています。

フロントエンドエンジニアの平均年収は?

フロントエンドエンジニアの平均年収は425万円程度と言われています。

20代:360万円
30代:486万円
40代:573万円
50代〜:652万円
▼参考データ
https://doda.jp/guide/heikin/syokusyu/#anc_job_07

仕事に活かせる経験・スキル・資格って?

フロントエンドエンジニアは、できることが増えるほど、任される仕事の領域も広がります。スキルがあれば資格は特に必要ありませんが、資格はスキルの証明にもなります。

▼ホームページ制作能力認定試験
https://www.sikaku.gr.jp/web/hp

▼Webクリエイター能力認定試験
https://www.sikaku.gr.jp/web/wc/

▼独立行政法人 情報処理推進機構 情報処理技術者試験ITパスポート
https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/index.html

▼公益財団法人 画像情報教育振興協会 Webデザイナー検定
https://www.cgarts.or.jp/kentei/about/web/

▼独立行政法人 情報処理推進機構 基本情報技術者試験
https://www.jitec.ipa.go.jp/

最近の動向(仕事のトレンド、求人量など)は?

フロントエンドエンジニアの求人はとても多く、常に人材不足です。求められるスキルレベルも幅広くあります。そのため同じ「フロントエンドエンジニア」という求人でも、会社によって求めている職能は異なります。自分のスキルレベルや目指す方向性を意識して、転職活動に臨むと良いでしょう。

また、昨今の情勢としてはWebアプリケーションを作成するためにReact.jsやVue.js、AngularJSといったJavaScriptフレームワークを用いてSPA(シングルページアプリケーション)を採用するケースも増えています。
Webサイト制作だけに止まらず需要は増え続けているので、新しい技術を積極的にキャッチアップすることが重要となっていきます。

KROWLでは、経験豊富なキャリアパートナーが、学習から仕事選びまで一貫してサポートしています。興味のある人はぜひご相談ください。

まとめ

今回はフロントエンドエンジニアについて、項目ごとに細かく解説してきました。
身に付けた技術に比例して、活躍の場が広がるエンジニアの世界。人材不足のためやる気があれば未経験からでも十分にチャレンジできます。他のWeb系職種と比べて、他業界からの転職組が多いのもフロントエンドエンジニアです。経験はないけどWeb業界が気になる、最新の技術を使って仕事をしたいと考えている方は、ぜひ検討してみてください!

Web業界にはプロデューサー、ディレクター、デザイナー、エンジニアなど、全く違った持ち味を活かして働ける職種があります。
どこに適正があるか、今はまだ自分では分からないかもしれませんが、実際やってみたり、現場の人に話してみたりすることで、自分の道が見つかるかもしれません。
Web業界に興味がある方は、ぜひチャレンジしてみてください。

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