あなたの勉強は現場で通用する?働く前と働きはじめた後のギャップ

私はWeb制作の職業訓練校出身ということもあり、よく聞かれる質問が「働く前と働きはじめた後のギャップ」についてです。

例えば、
「職業訓練校でWebサイトが作れるようになったし、デザインも学ぶことができた!でも現場で通用するの・・・?」
と思ったことはありませんか?
同じように独学で技術の勉強をしている人も、どこまで学べば仕事で通用するのか不安に思った経験があるのではないでしょうか。

当時、私も「自分の実力と現場とのギャップ」というのはすごく気になっていました。
KROWLのセミナーやインターンシップに積極的に参加していたのは、現場の雰囲気や作品のクオリティを肌で感じてみたいというのが理由の一つでした。

今回は、職業訓練校修了後、Web業界で働き始めて8ヶ月経った私が現場で感じた「ギャップ」について、自分の体験をもとにお伝えします!

コーディングとデザインの知識はどちらも必要!

私はWebディレクターですが毎日の業務で、

  • Photoshop
  • Illustrator
  • HTML
  • CSS
  • JavaScript

などに触れることがとても多いです。
会話の中で技術用語は頻繁に出てきますし、ツールを自分で操作することもあります。

いざ現場に入ると基礎的なWebの知識は、どんな職種の人でも知っていて当然という環境でした。
それぞれプロ級にできる必要はありませんが、「コードが読める」「ツールが使える」「デザイン理論を知っている」というだけで新人でも仕事のスピードで差をつけられます。

また、他の職種のことがわかるということは、コミュニケーションが円滑に進むということでもあります。
分業制が進んでいるWeb業界では、他の職種の仕事を理解することが仕事をスムーズに進めるために必要になってきています。

仕事が始まると忙しくて余裕がなくなり、そういった専門外の領域を勉強する時間がなくなってしまうことはよくある話です。
そうなってしまう前に、違う職種のことは関係ない!と思わず、積極的に学んでいきましょう。

気分的にも「いざとなったら、一人で頑張って企画・デザイン・実装まで完結できる」というのは働く上で自信につながります。
他の職種の知識を持っておけば、心に余裕を持つことができ、視野が広がるので学んでおく価値があると思います。

最新技術だけが全てではない!

日々、技術革新が進みどんどん便利になっていくのがWebの世界です。
ですが、仕事の世界はトレンドに追いつくまでに結構時間がかかるというのが率直な感想です。

例えば、企業のWebサイトは毎年リニューアルするわけではありません。一度リリースされたら5〜10年くらい運用し続けるということもあります。
最近のトレンドである「ミニマルデザイン」も、逆に考えてみると「流行り廃りのないデザイン」とも言うこともできます。
そうなると、実際に仕事で使う技術は5年前のもの、ということが容易に発生します。
実装面で言えば、CSSではflexboxが使えないかもしれませんし、HTML5ですらないかもしれません。

職業訓練校の期間は長くても半年で、そこまでたくさんの時間があるわけではありません。最新トレンドを追いかけ続けるよりも、まずは基礎をしっかり習得するほうをおすすめします。
その上で、流行のデザインが作れたり、効率的な最新技術が使えるというのが強みになってくるからです。

現場の作品クオリティはとっても高い!

学習の中での制作物に対しては基本的に報酬が発生しません。
私もそうでしたが、制作物を完成させて技術を習得することだけを意識していました。

それに対して実際の仕事は、もっとユーザーに見てもらいたいとか、会員登録者数を上げたいなどの目標が先に設定されます。
考えてみると当たり前のことですが、課題解決のために生まれた成果物と自分の作った練習課題のクオリティを比べると、その差に驚いてしまうはずです。

また、仕事は関わる人の数も多いので、企業にはそれだけ多くのノウハウが蓄積されています。課題解決のためにかけた人数と時間が、一人での作業に比べてとても多いので、クオリティの高い成果物が生まれています。

成果物のクオリティを知りたい場合は、インターンシップやセミナーに参加して実際の制作現場を体験したりするいいと思います。ある程度勉強が済んだタイミングなら、その企業で使われている技術や考え方と自分の実力とのギャップを知ることができ、これからどんな勉強が必要か明確になってくるのではないでしょうか。

「なぜそうしたのか?」が問われる!

「なぜそのデザインにしたのか?」
「なぜそうやってコーディングしたのか?」

現場ではシビアにその理由が問われます。
なぜならあなたの考えひとつひとつが価値であり、その価値に対してお金が支払われているからです。

もしあなたがお客さんの立場で、「どうして今回はこのやり方にしたの?」と聞いた際に、「とりあえずやってみました!」なんて言われたら怒ってしまいますよね。

勉強の段階では、「なぜ?」を考え抜くことよりも完成させることの方が重視されがちです。

私が会社に入ったばかりの頃、「なんとなくふわっとした」まま業務に取り組んでいました。そのあと先輩社員にチェックをお願いしたところ「どうしてこのやり方で進めたの?」と聞かれて答えられず、すごく困ったことがありました。

普段から意識していないと、なんのためにやっているのかということが忘れがちになってしまいます。
自分で勉強するときも、「なぜそのやり方にしたのか」を考えながら作業をしてみると良いかもしれません。

まとめ

1人で行う勉強と、人とお金が桁違いに動く現場とのギャップを感じるのは当たり前のことだと思います。
これまで説明してきたように、私もたくさんのギャップを感じてきました。
ひとつ確かなことは、知識や技術は世界共通のものを使っているということです。勉強と現場のギャップは、応用力の差や環境の違いが原因であることがほとんどです。
現場に入ってから勉強不足を感じることがあるかもしれませんが、基礎的な部分をしっかりと学んでいれば、応用したり現場に合わせた新しい使い方を覚えていくことも楽になります。
事前に現場の雰囲気を知っておきたいという方は、やはりセミナーやインターンに積極的に参加してみることをおすすめします。

私も職業訓練校に通っている時に利用していたKROWLでは、セミナーやインターンなどのイベントを定期的に行なっています。
ご興味がある方は是非ご参加ください。

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