パッと目を引く写真を撮ろう!Webサイトで映える写真の撮り方・選び方のコツ!

撮った写真が、いまいちパッとしないことってありませんか?それは少しの工夫で解決できるかも!
撮り貯めた写真がぱっとしない、将来お子さんの成長をうまく残したい、インスタにあげる写真でまわりに差をつけたいなど、様々な場面で応用もできますよ!

はじめに

Webサイトにおいて写真は印象を大きく左右するものです。ユーザーの心をつかむサイトを作ったり、資料作りではイメージの湧きやすい写真を使うことで質がぐっと上がります。

また、写真の基本を知ることは、いい写真を見分ける力を身に付けることでもあります。いい写真を撮ること、いい写真を選ぶ、どちらにも役立ちます。
ここでお伝えするポイントは写真を撮る上での基本ですが、その基本がとても重要かつ実用性も高いのでぜひ最後まで読んでみて、活用してください!

私はスタジオでカメラマンとして働いていたことがあり、メインの被写体はお子さんでした。
そして、今も一眼レフをもってよく出かけることがあります。特に桜と紅葉の季節は気候もいいのでカメラをもって1日中時間を忘れてフラフラしたり、少し遠出したりと、写真を撮ることが生活の一部になっています。
そのため、良い瞬間を撮るための行動力と忍耐力には自信があります。

よく友人に「どう撮ればいい?」と聞かれることがあり、「センスが良いから上手く撮れるんだ」と片付けられることがありますが、実際はそんなことはないのです。
感覚的な部分やカメラの機能ももちろんありますが、写真を上手く撮るためにはロジックを理解していなければいけません。
もちろんプロのカメラマンにロジックがわかっていない人はいません。基本はお決まり事をロジカルに組み立てていく作業だったりするのです。
また「カメラがいいから」という人もいますがそれも違います。今回は機能の前の話ですので、その話はまた次の機会にご説明します。

今回はロジカルの部分にフォーカスを当てて、3つのポイントを紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください!

ポイント

1.これを知っていれば大丈夫!見せたいものを置く場所を覚えておこう

以下の図は「黄金比」と呼ばれる、人が美しいと感じる比率を図に表したものです。フィボナッチ数(※1)をもとに構成されているものです。

人は目に入ったものを処理するとき、脳の処理スピードが速いほど心地良さも増します。黄金比で構成されたイメージは、脳の処理が速いので、美感を与えるという説があります。
パルテノン神殿やモナ・リザ、凱旋門など、世界的に有名な文化遺産はもとより、クレジットカードや名刺といった日常生活でよく目にする物、さらにはAppleやGoogleといった有名企業のロゴも黄金比でできています。
つまりこの線を意識した写真、ビジュアルを使えば間違いないということです。

ただ最初は何を意識すればいいのか分かりにくいかもしれないので、「三分割法」を参考にするのがおすすめです。
三分割法とは縦横をそれぞれ3分割して、その交点に見せたいもの(被写体)をもってくる方法です。人間の視線は、線が垂直に交わるところにおのずと引きつけられる為、これだけでもなんとなくバランスの取れた写真になります。

それが分かっていても、いざ撮った写真を見るとうまく取り入れられてないことに気付く方も多いのではないでしょうか。
まずはこの交点に被写体を持ってくる「三分割法」を意識して慣れるようにしましょう。


※1.フィボナッチ数:フィボナッチ数は、イタリアの数学者レオナルド・フィボナッチにちなんで名付けられた数である。
フィボナッチ数をもとにした数列を「フィボナッチ数列」と呼び、「前の2つの数を加えると次の数になる」という数列。

2.写真は引き算!“余計なものは入れない”

つぎのポイントは、引き算です。
さて、では何でもいいので最近撮った写真に何が写っているか見てみましょう。

例えばこの写真。桜、池、ボート、屋根、空が写っていますがメインで写したいものは何でしょう。
気になるのは手前の屋根が邪魔な点と、情報量が多いことが原因で目線が集中しない点です。

この場合、写したいのは桜でありそれ以外は桜を引き立てる要素です。いらないものを引き算しましょう!

  • 要らない屋根
  • 画面の半分を占める池

これらを引き算してみた写真が以下です。

屋根や池の暗い色の割合が減り見た目の印象が変わりました。

このように見せたいものに集中できるよう、情報を最小限にとどめてみましょう。
人が多かったりして、知らない人が入りそうなときは、ぐっと近づいてしまうのもおすすめです。
引き算ができるようになったら、四隅を気を付けて、空間を遮るものはカットしましょう。

3.プロとの差は撮るときの目線にあった

ずばりこういうことです。

皆さんもプロのカメラマンによるモデル撮影というと、このようにカメラマンが撮っているイメージを持たれるのではないでしょうか。撮る側が、自分の目線を変えることで、様々な角度から被写体を撮っています。

そして自分はどうでしょう。何を撮るにも自分が立ったままの目線から撮っていませんか。子供も、猫も、テーブルの上の料理も。
このイラストは少しオーバーに感じるかもしれないですが、被写体を撮るのに、アングルが一つということはありません。魅力的に写るアングルを自分で探すのです。
視点を変えることで素材がより魅力的に映るアングルが見つかります。まずは視点を意識し、たくさん撮ってみましょう!

4.おまけ(撮った後のはなし)

デフォルトのアプリでうまく調節するコツはやっぱり明るさです。
ですが明るさの調整バーをぐーっと動かすだけでは不自然な写真になってしまいます。色味が変わってしまったりノイズが多くなってしまったりと、せっかくの写真がだいなしです。
かと言って細かく設定をいじろうとすると、知らない用語が並んでいたり何が変化するのか分からなかったり……

ここでのワンポイントは暗い影の部分を明るくすること。明かるさを足すというより、影を減らすというイメージです。これだとバキバキに明るくなってしまったりせず、また不自然に色味をかえることなく全体的に明るい印象にできます。加工するときの参考にしてみてください。

まとめ

  • 黄金比を意識して写したいものを配置しよう
  • 余計なものは入れずどんどん引き算しよう
  • 撮りたいものに合わせた視点から撮ろう

これらを意識するだけで写真の印象がぐっと良くなります。

余談ですが、なんとなく「いい写真」と思っているものは根拠を明確にしないと、次に使えませんし、人と共有しても説得力がありません。
それはディレクターの仕事でも同じです。デザイナーなどにイメージを伝えるときにもロジカルに順序だてて説明しないと伝わりませんよね。

なんとなく撮っていたもの、見ていたビジュアルを、撮った人・デザインした人の意図を考えながら見るようにすると街の中を歩くのも楽しくなりますよ!

上記のポイントを押さえていっぱい写真を撮ってみてください!

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