デザインやコーディングなどWebサイト制作に必要な技術は学んだけど、
現場では実際にどうやってWebサイトを制作しているんだろう。
そのような疑問にお答えするべく、今回のKROWLワークショップでは、Web制作の現場で活動、指導をしている方を講師として迎え、本格的なWebサイトを制作するためのプロデュース術について紹介しました!
本記事ではイベント当日の様子について紹介していきます!
Webサイトを価値のあるものにするためには
今回のテーマが「Webサイトの考え方」なのでまずWebサイトとは何のために存在しているのかというところから考えていきましょう。
企業のコーポレートサイトを例に挙げると
それは…
成果につなげるためです!
ただ、Webサイトを制作しただけでは成果にはつながりません。
ユーザーを呼び込みWebサイトを見てもらい、その内容に興味を持ってもらわなければならないのです。
そこで、まず初めにWebサイトにユーザを呼び込むための手段、言い換えると集客方法についてご紹介しました。
集客方法は、ディスプレイ広告や動画広告などの「広告」と、検索やSNSなどの「広告でないもの」の2つに分けられます。
そしてWebサイトの内容によって、これらの集客の方法を取捨選択していきます。
集客を行ったあとに考えなければならないのが、サイト内のユーザーの行動です。
Webサイトに流入したユーザーが辿るステップは以下のようになると言われています。
- 流入
- 回遊
- コンバージョン
- リピート
このフローの1つ1つでユーザーがどのような行動を取り、その原因はどのようなものか、ということをリスト化し分析していくことで、Webサイトをより効果的なものにすることができるのです!
Webサイトの構造
次にWebサイトの構造についてご紹介しました。
Webサイトは主に以下の3つの要素でできています。
- 設計
- デザイン
- 開発
これは「家づくり」で例えるとわかりやすいようで、
- 設計:「どこで家を建てる?」「誰が住む?」
- デザイン:「壁や床の色は?」「部屋はいくつ?」
- 開発:「建設工事」「設備や器具の設置」
といった感じになります。
Webサイト制作と考えると途方もなく難しいものに感じますが、「家づくり」に例えることでとても明快になりますね!
このようにしっかりと役割や構造を紐解いていくと理解ができるのに、いざWebサイトを作るとなると、設計の部分を軽視してしまうということがあります…
参加したみなさまからも、日々デザインやコーディングをしている中で意識していなかった、新たな視点を見つけることができたという好評の声をいただきました!
ワークショップ
そして最後はお待ちかねのワークショップです!
今回は参加者の方同士でチームに分かれて取り組んでもらいました。
初めて会った方同士だと最初は探り探りの方が多いですが、
チームごとに知恵を絞り議論を深めていくことで、最後は1つの結論にたどり着いたようです!
ワークショップの内容は3つのメディアサイトを比較し、それぞれにどのような特徴があり、どのような点が優れているか、ということを分析していただくというものでした。
ちなみにメディアサイトは、PV数を上げていくことで広告の媒体としての価値を高め、収益を上げているので、沢山のユーザーを流入させるために様々な仕組みが隠されているようです。
そして、今回は分析のお供として「SimilarWeb」というWebサイト分析ツールを活用してもらいました。
Webサイトのデザインやコンテンツ、「SimilarWeb」によって計測された数字など様々な視点からの意見が飛び交い、とても盛り上がっていました!
私自身も参加していたのですが、各サイトで様々な仕組みが隠されていることに気づき、脱帽でした…
まとめ
今回は本格的なWebサイトを制作するためのプロデュース術についてご紹介しました!
参加者のみなさまにはただWebサイトを制作するのではなく、しっかりとユーザー視点に立ち分析していくことで、Webサイトはより効果的なものになっていくことを感じていただけたと思います!
また、このようなイベントや勉強会ではWebディレクターを目指すような方だけでなく、WebデザイナーやWebエンジニアを目指されている方も多く参加しているので
交流の場として参加してみてはいかがでしょうか。
今回のようなイベントを定期的に開催しているので、ぜひチェックしてみてください!