皆さんはWebディレクターとして大切にするべきことは何だと思いますか。
WebディレクターはWeb制作におけるすべての工程に関わる職種であり、考えることは多岐にわたります。
また、Webディレクションの方法には決められた正解というものがないのです。
そんな中で大切にするべきことを決めるのは大変ですよね…
そこで第38回目のKROWLセミナー( https://krowl.jp/seminar/detail?seminar_id=45 )では、現役Webディレクターの2名に登壇いただき、「Webディレクターとして知っておきたい大切なこと」についてお話してもらいました。
今回はその様子をかいつまんで紹介していきます!
「会社経営とWebディレクションに共通する『最も大切な事』とは?」
鈴木 秀典(すずき ひでのり)
Webディレクター。24歳で印刷製本会社( https://www.e-sps.net/ )を設立、33歳でレンタルスタジオ事業( https://www.e-sps.net/carillon/ )を始め多角経営を開始。34歳でWebの職業訓練校へ。卒業後Web制作会社運用ディレクター、PR会社のWebディレクターを経て、KROWL運営へジョイン。
Webディレクターや会社経営者、ゲーム実況者など、多方面で活躍中。
まず初めに現在KROWLにWebディレクターとして参画している鈴木さんのお話です。
24歳で印刷会社を設立し、34歳からWeb業界で働きだしたという経緯から、会社経営とWebディレクションに共通する大切なポイントに気が付いたそうです。
それは…
「信頼を紡ぐ事」言い換えると「ファンをつくること」
とてもシンプルで刺さる言葉でした。
Webディレクターとしてお客様やデザイナー、エンジニアなど様々な人と関わり信頼(ファン)を築いていくこと。
そしてもっと大きな範囲で言うと、直接対面していないお客様とデザイナーやエンジニアなど、制作に関わる全ての人を含んだ大きな信頼(ファン)の輪を作っていくことが、ディレクターとして大切だとお話ししてくれました。
そして会社経営もWebディレクターと同様に、お客さんに対して誠意を持って答えていくことで、着実に信頼(ファン)が増えていったそうです。
Webディレクターや会社経営者、ゲーム実況者など様々な側面を持ちながら、その一つ一つで大きな信頼(ファン)を得てきた鈴木さんだからこその、説得力のあるトークでした!
また、鈴木さんの落ち着いた話し方が、まるでα波が出ているのではと錯覚するくらいのリラックス効果があり、お話に夢中になりました。
鈴木さんは以前にこのKROWL MAGAZINEでインタビューもさせていただきました!(https://magazine.krowl.jp/2236/)
今までの道のりや仕事に対する姿勢などもお話いただいているので是非チェックして見てください。
▼鈴木秀典さんのスライドはこちら
「Webディレクターが意識すべきこと/おすすめツール3選」
お次は株式会社GIGにフリーランスとして参画し、Webディレクターとして活躍している田中さんにお話ししていただきました。
田中 悠介(たなか ゆうすけ)
Webディレクター。音楽/動画配信サイト、ファンクラブサイトの企画から運営、開発まで経験後、Webサイトの制作ディレクションを担当する。 現在は、株式会社GIGにフリーランスとして参画。 Webディレクターを担当しながら、FAMEAL( https://www.fameal.jp/) の立ち上げを進めている。
Webディレクターが意識すべきこと
まず初めにWebディレクターとして避けなければならない4つのこと
- 遅延
- 認識のズレ
- バグ
- 課題解決できていない
を挙げていただき、その上でこれらの事態を引き起こさないためにはどのようなことに意識をする必要があるのか、ということをお話しいただきました。
コーポレートサイトの受託制作を例にあげると、7つの制作工程に分解して考えることができます。
- ヒアリング
- スケジュール
- ワイヤー
- デザイン
- コーディング
- デバック
- リリース
このフローの1つ1つの工程にWebディレクターは関わり、様々なことに気を配る必要があるそうです。
どうやらWebディレクターはとても大変そうですね…
しかし、これらはたった1つのことを丁寧に行うことで解決されます。
それは…
積極的にコミュニケーションを取ること!
お客様やデザイナー、エンジニアなどと積極的にコミュニケーションを取り、気になることを1つずつ解決していくことによって、最悪の事態に陥ることなくWebサイトを納品することができるそうです。
おすすめツール3選
Web制作を進める上でのおすすめツールのお話では、
使用用途に分類して
ワイヤーフレーム作成
デザイン共有
- Figma(https://www.figma.com/)
- zeplin(https://zeplin.io/)
コミュニケーションツール
- slack(https://slack.com/intl/ja-jp/)
- appear.in(https://appear.in/)
- chatwork(https://go.chatwork.com/ja/)
- zoom(https://zoom.us/)
など様々なツールを紹介していただきました。
田中さんによると今はFigmaがとにかく熱いらしく、ワイヤーフレームやデザインなどを作成する際に共同作業や共同編集がオンラインでリアルタイムにできるという優れもののようです!
どのツールもついつい使ってみたいという思いを駆り立てられるようなお話でした。
交流会
トークの後は交流会!
軽食や飲み物を片手に、登壇いただいたお二人への質問・相談のほか、ご参加いただいた方同士でもざっくばらんにお話いただける場になりました。
Web業界への転職を目指されている方や、現在Webのプロとして活躍している方など、様々な方にお集まりいただきましたので、業界や職種関係なく気軽に情報交換ができたとご好評いただきました!
今回のようなイベントや交流会、勉強会などを定期的に開催しているので
気になった方はチェックしてみてください!